みずこし動物病院

homeみずこし動物病院blog | お知らせと院長日記(不定期更新)

2007年03月23日(金)

駐車場が増えました [お知らせ]

 地主さんのご好意により新たに駐車場をお借りすることができました。
病院の横にあった畑を駐車場にされたので、病院に面する9台分をお借りしました。
 ただし1台あたりの幅が狭いので気をつけてご利用ください。
ゆとりがあれば1台おきに停められると良いかと思います。

これまで、狭い駐車場でご迷惑をおかけしました。これで、駐車禁止の切符を切られることもありませんので、安心して車で御来院ください。

Posted at 22時44分

家族サービス [院長日記]

  昨日は休診日と祝日が重なり、久々に子供のために家族サービスをした一日でした。
 久しぶりに東山動物園へ行ってきました。何十周年記念とかでイベントをやっているようでたくさんの人でした。
 私はみなさんご存知のように(?)生粋の地元民、ガキんちょのころから東山動物園は慣れ親しんでいますが、ここがこれだけ賑わっているのは初めてのような気がします。なんと女子便に長蛇の列!! 万博並みです。 途中、娘が泣きそうになり「もう、もれちゃいそう」というので仕方なく私が男子便に担ぎこみ、事無きを得ました。娘の名誉のためにこのことは将来黙っておくつもりです。ってブログに書いてるじゃん。
 家族サービスといえども基本的に自分が楽しめる場所が基本です。どうせ時間を費やすなら自分が楽しいとこじゃないとね。
 帰途につく車中で、それぞれどの動物が良かったか話していました。
3人の子供は皆、「モルモット!!」と言っていました。動物園の一番奥に、動物を触れるところがあるのですが、子供たちはやはり直接触って初めて動物の可愛さを感じるようです。ちなみに妻は「バク!!」だそうです。ちょうどバクのマッサージタイムだったのですが、普通のデッキブラシでごしごし背中を擦られていて気持ちよさそうに恍惚の表情を浮かべていました。
ちなみに私はどっちが頭でどっちが尻尾かよくわからない「アリクイ」が好きです。
  地味な動物好きな家族です。
いつもながら、私の留守中に入院動物のチェックをしてくれている萩原先生には感謝!!です。

Posted at 00時17分

2007年03月16日(金)

気がつけば7年目 [院長日記]

2月終わりから3月中旬までは暖かかったせいか、大忙しでした。
そのため開院して7年目に突入したのを感じる暇もありませんでした。
    3月1日が開院記念日です。
例年のこの時期だと日が暮れるとほとんど患者さんが来ないので、必然的に勉強量が多くなります。しかしおかしなもので、忙しい時期に大急ぎで調べたり、読んだりしたものは良く覚えているのですが、時間が充分あるときにじっくり勉強した(つもり)ものは、ほとんど頭に入ってません。
   集中力の違いでしょうか?
おっさんになれば誰もが感じることなのでしょうが、中学生や高校生のときのように物がすらすら覚えられません。今のやる気に若いころの記憶力がプラスされれば鬼に金棒、天下の東京大学にだって入れるような気がします。そんなくだらないことを考えながらも、専門書を眺めながら、いやいや、焼酎やバーボンを飲みながらなんとなく専門書を眺めているようでは東大どころか次の日その内容が頭に残っているのかも怪しいところです。

Posted at 00時08分

2007年03月13日(火)

腸閉塞(嘔吐しまくり) [病気に関するお話]

  腸閉塞(腸の中身が通過しないため問題が起きた状態)になったら開腹手術が必要です。
 診断がなかなか難しいです。共通した症状は嘔吐ですが、ものによっては下痢を伴う場合があります。
嘔吐の原因となるものは、
1.胃腸炎・・・数日の対症療法で回復します。
2.急性膵炎・・・重症だと命取りになります。
3.ウイルス感染・・・パルボウイルス、コロナウイルスなど重症だと命にかかわります。
4.中毒
5.肝障害、腎不全・子宮蓄膿症・尿閉など
6.異物による腸閉塞
7.消化管の腫瘍
8.炎症性腸疾患 などさまざまです。
ほとんどが1の急性の胃腸炎であり、数日の対症療法で回復します。

うちの病院の進め方としては飼主さんのお話をお伺いしながら、ほとんどの場合血液検査をさせていただき、基礎疾患(他の病気から嘔吐が起こっているのではない)が無いか確認しつつ、数日間対症療法をさせていただきます。胃腸炎であれば、ほとんどが数日で回復しますが中には全く治療に反応しないケースが有ります。
 こうなるとレントゲン撮影です。とりあえず2方向から撮影させてもらいますが、ほとんどの異物がレントゲン写真にはっきり写りません。金属、骨、石ぐらいしかレントゲン写真には写りません。
     そこでバリウム検査の登場です。
動物にバリウムを飲ますのはなかなか大変ですが、そうも言っておられません。飲ませたバリウムが半日ぐらいできちんと直腸まで到達すれば問題ありませんが、バリウムが途中から流れない、流れるのに時間がかかりすぎる、流れるが腸の形が変わらないようですと手術決定です。
お腹を開くとたいてい何か出てきます。
今年になってから2件ありました。珍しく猫さんが2件続いたのですが1件は2cm四方ほどの木片でした。ころころ転がして遊んでいるうちに飲み込んでしまったようです。もう1件は飼主のお姉さんのストッキングを飲み込んでいました。この猫さんは普段から布や靴下やストッキングをかじる癖があり、病院に2〜3日前から吐きまくっていたので来られた翌朝にすぐバリウム検査を行い、昼に開腹手術でした。
結構、飼主さんの予期せぬものを飲み込んで問題が起こっていることが多いので、ワンちゃん、猫ちゃんが嘔吐するようならとりあえず、診察を受けていただくことをお勧めいたします。

ちなみに、今まで私が異物による腸閉塞で取り出したものは、
梅干の種、桃の種、スーパーボール、軍手、雑巾、タオル、ストッキング
女性の生理用タンポン、とうもろこしの芯、アイスクリームのバー、じいちゃんの目薬丸ごと、ウォークマンのイヤホン、焼き豚をつつむネット、骨付きの肉、石、串かつの串、ペットシーツのゲル(消化液を吸って小腸でパンパンに膨らんでいました)、木片、自転車カバー、ビー玉など思い出したらキリがありません。異物をかじる子は腸閉塞に注意してくださいね。

Posted at 16時07分

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