みずこし動物病院

2008年02月19日(火)

めじろ [院長日記]

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昨日の昼間、東栄小学校の生徒さんが
「鳥が弱って落ちてた」とメジロをつれてきました。
来院時は、意識朦朧で足がもつれていました。
 本来、野生動物は自然淘汰されて、強いものだけが生き残っていくべきなので、人間の手に捕まってしまうような衰弱した動物に人の介護を加えるべきではありません。
 でも、まあ小学生がせっかく優しい気持ちをもって連れてきたことなので難しいことは考えずに、一晩強制給餌と保温をしました。(医療行為は一切やってません)
そしたら、朝から自力でみかんを突っつくようになったのでついさっき放鳥しました。最近の寒さと飢えで衰弱していたのでしょう。
 野生動物救護ハンドブック(文永同出版)によると冬場は巣立ち間もない、メジロの若鳥がよく保護されて来るそうです。

 しかし、野鳥で難しいのは、保護した人は良いことをしたつもりでも、実際は親鳥から若鳥を誘拐してしまっていることがあります。
 
 いったいどういうことでしょうか?

 巣立ちの時期になると、飛行訓練をしているまだうまく飛べない若鳥を保護(したつもり)してしまう事例が多くなります。保護するときは必ず近くに親鳥がいないかしっかり確認することが必要です。人が保護するよりも親鳥が世話をしたほうが当たり前ですが、はるかに生存率は高いです。
 くれぐれも鳥を保護したつもりで誘拐しないようにしなくてはなりません。

 今回のケースは衰弱していたので、そのままにしていたら間違いなく夜のうちに死亡していたと思います。
 野生動物にどこまで手を加えてよいか、いつも悩むところですが、やさしい小学生たちが保護してくれたおかげでメジロはさっき元気に飛んでいきました。
 
 このまま、元気に生きていってくれることを願っています。





Posted at 09時54分

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